カプコンはこのほど『モンスターハンター Wilds』のプレイヤーデータを徹底分析した「禁猟地白書1」を発表した。4月4日のアップデート後のプレイヤー動向をまとめた本レポート(日本語版)では、特定の食事メニューに対する明確な選好傾向が明らかになった。
4月4日の『MH Wilds』アップデートでは新クエストやモンスターに加え、プレイヤー交流の場「グランドハブ」が追加された。グランドハブ内の食堂では「食事券」を使って禁猟地各地の郷土料理を提供可能。各料理ごとに異なるバフ効果が得られるため、特定地域へ移動せずマルチクエスト準備ができる利便性が評価されている。食事券は日替わりログインボーナスや闘技場クエストの報酬として入手可能。
Automaton Japanによると、禁猟地白書1では4地域の食事券利用状況を分析。スプリング・クナーファ料理が87.8%で圧倒的利用率を記録し、フレッシュ・シルド料理(8.2%)、カラフル・スージャ料理(3.5%)、ホット・アズーズ料理(0.5%)が続いた。スプリング・クナーファ人気の要因として、4月アップデート時に配布された無料食事券5枚の影響を指摘。同料理からは3種類のバフがランダムで得られ、難易度の高いクエストで有用な「ガード術【大】」効果を持つ「守りの膳」が選好されたと推測される。
一方、アズーズ・スージャ・シルド各料理の利用率低迷については地域別食事券の配布数偏りも影響。しかし「フリーチョイス食事券」の使用データからはより明確なプレイヤー嗜好が浮かび上がった。
フリーチョイス券ではホット・アズーズ料理が41.3%で首位に立ち、カラフル・スージャ料理(28.3%)、スプリング・クナーファ料理(19%)、フレッシュ・シルド料理(12%)の順となった。
### モンスターハンターWilds 武器ティアリスト白書では、アズーズ料理の人気理由として「回避術【大】」効果を持つ「転がり身の膳」を挙げた。弓使いが「見極めディレイ回避」でトリックアローゲージを貯める戦術との相性が良いためと分析。2位のスージャ料理は「攻撃力がランダムに上昇する「強撃の膳」や部位破壊報酬増加効果など攻撃特化型バフが支持され、鮮やかな寿司盛り付けの演出も人気要因とされる。
バフ効果以外では、フリーチョイスデータで際立ったフレッシュ・シルド料理の不人気ぶりが話題に。『MH Wilds』の食事映像は総じて食欲をそそるクオリティで、クナーファ料理の宴会シーンが日本国内のネパール料理店でチーズナン注文増加を誘発した事例も報告されている。
一方シルド地方(廃墟と化したウィヴェリア地方)の料理は、真っ白なトマトや生ニンニクなど簡素で視覚的魅力度に欠ける献立が目立ち、他地域の豪華な食事と対照的。Redditスレッドでは「食欲をそそらない」とのユーザー評価が散見された。
全村落の食事
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.reddit-embed-wrapper iframe { margin-left: 0 !important; }カプコンは今後も「禁猟地白書」シリーズを継続刊行し、進化するプレイヤーの"食事トレンド"を追跡する方針。5月28日実装のアップデートでは『ストリートファイター』から豪鬼が参戦——バージョン1.011の新要素も要チェックだ。